プラセンタの内部からの美肌再生能力と外部からのスキンケア方法

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プラセンタには、マクロファージなどの幹細胞や造血幹細胞を増殖させる働きがあることは知られています。
また、プラセンタから発見された特殊幹細胞もあります。

受精後に受精卵から作られるES細胞(胚性幹細胞)です。このES細胞が内胚葉、中胚葉、外肺葉に分化し、内胚葉は、食道、胃腸、肝臓などを作り、中胚葉は、骨、血管、筋肉などを作り、外胚葉は、神経、皮膚、脊髄、歯や口などを作ります。

ES細胞は、様々な幹細胞の中でも特殊で、身体中のあらゆる種類の細胞に限りなく分化できる能力があるので、万能細胞とも呼ばれています。

壊れた細胞や失われた細胞を再生する幹細胞の能力を活用して、アンチエイジングの美容再生や再生医療への応用がますます進んでいます。
この美容再生の話に進む前に、従来のスキンケアの方法について説明します。

 

 

表皮の構造

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肌の構造は「表皮」と「真皮」で成り立っています。
一番表にある肌は表皮と呼ばれ、肌を作り替える生産工場のような役目を持っています。

本来、表皮の役目は肌の一番外側にあって、外部からの異物や細菌の侵入を防ぐとともに、肌にある水分の蒸発を防いで肌の潤いを保つことです。

表皮には、外側から「角層(かくそう)」、「顆粒層(かりゅうそう)」、「有棘層(ゆうきょくそう)」、「基底層(きていそう)」の4つの層があります。そしてその大部分は、ケラチノサイト(角化細胞)でできています。

 

角層は角層細胞でできており、これはケラチノサイトから変化した核のない細胞で、内部にはケラチンという線維状のたんぱく質を大量に含んでいます。

基底層には色素細胞(メラノサイト)があり、紫外線に当たるとメラニン色素を合成します。紫外線に当たると肌が褐色になるのは、このメラニンのためです。

 

 

若々しい肌へのスキンケア

 

いつまでも若々しい理想的な肌とは、どのような肌でしょうか。
今までは、

1)潤いがある (しっとりと潤いがあり、キメが整って化粧映えがする)
2)透明感がある (シミやクスミがなく、血色がよい)
3)弾力がある (ハリがあってシワがない)

このような肌を期待していたと思います。
そして、このような肌を維持するために、スキンケアを行ってきました。

そこで、スキンケアの基本的な対応策は、

1)洗浄 (肌の表皮についた汚れや菌を落とし、清潔に保つ)
2)乾燥防止 (保湿を行い肌に潤いを与える)
3)UVカット (紫外線をカットして肌を守る)

でした。

そこで、エステやクリニックなどでフェイシャルケアとして理想の肌を回復するために行われている施術は、次の様な方法です。

 

 

フェイシャルケアの方法

1)フェイシャルトリートメント
人の手で肌をマッサージしながらオイルで肌を活性化する方法。
ハンドセラピーという言葉があるように、手のひらは心の癒しも与えるからです。
コラーゲンなどの美肌効果の高い成分が配合されたクリームやオイルを使用します。

2)ピーリング
古くなった角質を弱い酸を使って剥がして取り除き、ターンオーバーを正常にする角質ケアのひとつの方法です。
このように、弱い酸を直接肌に塗る方法は、化学的であり「ケミカルピーリング」とも呼ばれています。

エステで使用される酸は、AHA(アルファヒドロキシ酸)とBHA(ベータヒドロキシ酸)の2種類があります。ピーリング石鹸やピーリングジェルは、AHAの酸を配合しています。

AHAの方は、リンゴ酸、クエン酸、乳酸などの天然由来成分が多く含まれており、フルーツ酸とも呼ばれています。
日本人にはピーリング力が強いBHAよりもAHAの方が適していると思われます。

クリニックのピーリングでは、グリコール酸やサルチル酸などの薬剤を使用します。
ターンオーバー機能が乱れた時に、古い角質を取り除き、コラーゲンやエラスチンに働きかけて、ニキビやクスミの改善に効果が見られます。

3)IPLフォトフェイシャル

マイルドな光を照射して初期の老化を改善する方法です。
コラーゲンの生成を促進し、シミ、そばかす、クスミ、ニキビなどの肌の悩みの改善に効果が見られます。
光の波長を変えることができるので、個人の状況に合わせたケアが可能となります。
トラブルの部分に光を当てられるので、素肌へのダメージは最小限に抑えられます。

4)イオン導入

クリニックで使用される方法ですが、医療レベルのビタミンC、プラセンタ、トラネキサム酸を使用し、微弱電流の力で肌に直接浸透させる方法です。真皮層まで到達するので、肌の老化対策には即効性があります。

クリニックでは、ピーリングやフォトフェイシャルなどと組み合わせるケアもできます。

5)レーザー治療
レーザーは波長の異なる複数の種類があります。
そして、肌の中に届く深さが異なります。
従って、メラニンの黒色素に反応するレーザーや毛細血管の赤色素に反応するレーザーを使い分けて肌のトラブルを改善することができるのです。

また、真皮上層部に熱を加えてコラーゲンを生成させたり、レーザーピーリングで古い角質を除去することもできます。

レーザーとIPLの違いは、波長(光の長さ)とパルス幅(レーザーの照射時間)で、治療できるシミの種類やダウンタイム(術後の回復期間)が変わります。

 

 

まとめ

 

従来のスキンケアの方法は、物理的、化学的な組み合わせで、肌の老化やトラブルに対応してきました。

次回はプラセンタという素材のもつ効能について、もう少し説明したいと思います。