プラセンタサプリメントの正しい選び方

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プラセンタのサプリメントを選ぶ時には、プラセンタの原料の種類、品質、安全性について知っておくことが大切です。

 

価格面では豚プラセンタが、品質や安全性を重視すると高価なサラブレッド由来のプラセンタが人気です。
豚プラセンタでは、安全面に配慮して飼育しているSPF豚のプラセンタも脚光を浴びています。
プラセンタのサプリメントは、ネット通販の場合が多いため、各メーカーや販売会社の商品紹介のHPを良くチェックすることが大切です。

そこで、これらのプラセンタを配合したサプリメントの選び方について、まとめてみました。

 

 

プラセンタサプリの製造工程

 

プラセンタの原料の種類と、その胎盤から有効成分を抽出する方法によっても、サプリメントの効果は変わってきます。
サプリメントのメーカーまたは販売会社が公開している抽出方法の解説書等で判断します。

 

現場では、その動物が出産を終えて排出された胎盤を、即座に回収して鮮度が落ちない様に冷凍し、製造工場に送られているはずです。
排出された胎盤が、床や地面に落ちて雑菌や汚れが付着しないような配慮もされていると思います。

 

次に、冷凍保存されている胎盤から、有効成分を含むエキス(液体)を抽出する工程に移ります。
この抽出工程で有効な成分をどれだけ多く抽出するかがポイントです。

抽出方法は以前に紹介しましたが、凍結融解法や加水分解法は安価に抽出することができますが、解凍の時に有効成分が壊れやすく、高品質のサプリメントの原料としては期待できません。

 

高品質なサプリメントに使用される抽出方法は、酵素分解法や凍結酵素抽出法と呼ばれる方法です。
さらに最近では、高性能のフィルターを開発して、有効成分を低温で濾過選別する方法もあるようです。

 

 

プラセンタサプリの熱処理

 

プラセンタエキスは、ほとんどが100℃以上の高温で加熱処理を行っています。
この工程で有効な成分も一部が破壊されます。衛生的に管理された動物は、胎盤も衛生的なので加熱処理の条件が比較的穏やかであり、加熱分解の影響は少なくて済みます。

一方、不衛生な環境で回収した胎盤は、加熱処理は厳しい条件下で行われます。
すると、有効成分も多くが破壊されてしまいます。

 

一般的に、馬と豚の場合では豚の方が加熱条件が厳しく、馬の方が穏やかです。
このことは、それぞれの方法で得られるプラセンタエキスの品質は、馬の方が高品質と言えます。

 

加熱殺菌を行わずに、有効成分のみを濾過で抽出する方法もあります。(分子分画法)
ただし、フィルターの構造や精度が品質に影響するので、高い技術力が必要になります。
従って、コストも最も高額になります。

 

 

プラセンタエキスの乾燥

 

抽出工程で得られたプラセンタエキスは、水分と有効成分が混ざった状態です。
ここから水分を乾燥させて粉末にしたり、ジェル状の流動体を作ります。
従って、プラセンタエキスとしては、水が混ざった液状のもの、乾燥させて粉末にしたもの、およびジェル状になったものがあります。

 

乾燥方法は3種類です。

1.抽出後の液体を加熱して水分を蒸発させる方法
高温で長時間を要するので、有効成分や成長因子などが破壊されやすくなります。

2.スプレードライ方法
液体をスプレー状に噴射してこれに熱風を吹き付けて乾燥させる方法です。
加熱温度も比較的低く設定でき、水分も一瞬に蒸発します。
比較的栄養成分が分解されにくい方法です。

3.フリーズドライ方法
減圧下で低い温度で水分を蒸発させることができます。
食品の粉末化によく利用されています。
栄養成分や成長因子なども、分解されにくい条件です。

 

乾燥方法が公開されていると、プラセンタの品質のレベルがある程度は推測できます。

 

 

プラセンタサプリの商品化

 

以上の工程で、胎盤から抽出されたプラセンタエキスは、粉末はハードカプセルに充填したり小さな錠剤タイプに打錠したり、液体のプラセンタエキスはゼラチンカプセルに詰めたりします。

ただし、販売業者の戦略として、プラセンタ以外の美容成分をブレンドしてから充填することもあります。

ドリンクの場合は、本来のドリンクの原液に粉末を混ぜて溶解させて商品化したり、液状のプラセンタエキスを添加してブレンドすることもあります。

 

 

まとめ

 

以上を考えますと、市販されているプラセンタの商品は、まずどの動物(豚か馬か)由来のものであるか、抽出方法はどのような方法か、プラセンタの配合量や他の美容成分の配合量のチェックが必要です。
使用されているプラセンタの有効成分の表示も確認します。

 

植物性プラセンタを配合した商品も見られますが、基本的にこれらのプラセンタには重要な有効成分である成長因子(グロースファクター)が含まれていないことは知っておくべきです。