プラセンタの摂取量を有効成分から考える

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お肌に潤いとハリがもどったり、更年期の体調不良を改善したりと、アンチエイジングや更年期で悩んでいる女性にプラセンタはたいへん人気です。

しかし、それらの効果を期待するには、
・プラセンタサプリを1日にどれぐらい摂取すれば良いの?
・プラセンタの各メーカーが公表している、どの数値を参考にすると良いの?
・いつ、どのように飲めば良いの?
・副作用はないの?
などの疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか?

そこで、プラセンタに興味がある方や既に摂取されている方にも、プラセンタの疑問を分かりやすく説明したいと思います。

1日の摂取量について、有効成分からまとめてみました。

 

 

プラセンタの基本的な知識について

 

摂取量を考える前に、まずは基本的な表現の意味を覚えてください。

プラセンタとは「ほ乳類」の胎盤のことで、この胎盤に含まれている有効成分を抽出すると「プラセンタエキス」が得られます。
「プラセンタエキス」の水分を乾燥させて、プラセンタ100%の粉末を作ります。

プラセンタ100%の粉末のことを、「プラセンタエキス純末(または原末)」と呼んでいます。

水分を飛ばしたプラセンタエキスには、活性ペプチド、成長因子などの有用なアミノ酸が含まれているのです。
乾燥前の液体の「プラセンタエキス」は、「プラセンタ原液」とも表現されることもあります。

プラセンタには、まだ統一基準がないので、各社がいろんな表現をしていますが、良く使用される表現は、上記の通りです。

注意することは、プラセンタエキスの内容です。
エキスの濃度には基準がないため、薄くも濃くも調整できるのです。
だから、エキスの何倍濃縮とか言う表現だけでは、有効成分の含有量の判断は困難なのです。

 

ヒトのプラセンタは、主に医療機関で利用されており市販されていません。
市販されているプラセンタサプリメントの商品は、主に馬と豚由来のプラセンタから抽出されたものを使用しています。

 

ネットなどで一般に市販されている豚や馬由来のプラセンタサプリを比較すると、各社様々な方法で抽出されていたり、多様な美容成分が配合されていたりと単純に効果を比較することは困難なようです
そして、プラセンタサプリの成分量の表記には厳密な基準がないために、ますます混乱するのです。

そこで、ここではサプリメントに含まれているプラセンタの純粋な含有量に着目し、プラセンタサプリの選別がし易いように、各項目ごとに説明したいと思います。

 

 

プラセンタの有効成分とは

 

ほ乳類のプラセンタ(胎盤)には、女性に必要な2種類の有効成分が含まれています。
そもそも、プラセンタは胎児を育てるために必要な酸素や栄養成分を供給する大切な臓器だからです。

 

プラセンタの有効成分とは、栄養成分と成長因子です。

〇栄養成分
アミノ酸、活性ペプチド、たんぱく質、脂質・脂肪酸、糖質、ムコ多糖体、核酸、酵素、ビタミン、ミネラル

〇成長因子
グロースファクター(GS)と言われる因子で、プラセンタ独特の成分です。
組織の中の幹細胞の働きを助けて、新しい細胞の増殖を促すため、アンチエイジングには欠かせない成分です。

 

これらの有効成分は、エキスの抽出工程と濃縮工程での酸や加熱で分解されやすいので、各メーカーによってエキスの濃度や含まれる有効成分の種類・量に差が見られます。

このことは、各社の商品を比較する上で重要なポイントですが、単純に効果を比較するためにはプラセンタエキス純末の配合量がひとつの目安となります。
(そのメーカーが推奨する粒数で、1日当たりプラセンタエキス純末を何mg摂取できるかです)

プラセンタエキス純末に、デキストリンやアミノ酸を配合して薄めたものを、プラセンタエキス原末と表現されることもあります。

 

 

プラセンタの1日の摂取量は、プラセンタエキス純末として100mg以上

 

摂取量については、商品に表記されている「プラセンタエキス純末」の量で判断します。

例えば、1日当たり2粒が推奨の場合、1粒にプラセンタエキス純末が70mg含まれていると、1日2粒では140mgの摂取量となります。

 

プラセンタのWEBサイトでは、1日の摂取量は300~500mgとか、1000mg以上摂取しても問題はないとかの表記がありますが、その根拠の説明は見当たりません。

メーカーの判断の基準は、独自に(あるいは医療機関と共同で)行ったモニターテストでの結果を参考にした事例が多いようです。
つまり、モニターが美容や健康面で何らかの体感が得られた量が摂取量の目安で、逆に増やしていくと肌が荒れたり眠れなかったりするときの量が上限と判断されているようです。

 

経口摂取での摂取量について、日本健康・栄養食品協会(JHFA)の情報が信頼されています。
この協会は、健康食品の安全・安心に基づく基準を公開しており、この基準を満たす商品のパッケージにはJHFAの認定マークの印刷が許可されています。

JHFAが公開している1日のプラセンタの摂取量の目安は、プラセンタエキス純末として100mg以上となっています。(上限については明記されていません)

協会員の各企業のデータを基に、大学などの研究機関の意見を集約して判断した数値です。

このように、プラセンタエキス純末として100mgの摂取が基本となります。

 

 

まとめ

 

プラセンタの効果を期待する場合は、その商品の1日の摂取量の目安がプラセンタエキス純末で100mg以上であることが判断の基本です。

エキスの抽出方法や乾燥方法など独自の方法を駆使していますが、有効成分の種類や含有量をきちんと分析・表示しているかも判断の目安になります。

商品によっては、様々な美容成分を配合している例がありますが、まずはプラセンタエキス純末の含有量がきちっと表記されているか見てみましょう。