プラセンタサプリの有効成分、プラセンタエキスの栄養成分と成長因子について

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プラセンタを利用するためには、有効成分を抽出したプラセンタエキスの状態にしてから使用します。
このプラセンタエキスを、老化防止や美容の目的で化粧品や健康食品に配合するのです。

プラセンタエキスには、粉末エキスと濃縮エキスがありますが、一般的には、粉末エキスの方が広く利用されています。

ほ乳動物の胎盤ですから、人由来だけでなく牛や豚、馬由来などの胎盤が利用されます。

しかし、人由来のプラセンタは、特定のメーカーで抽出されて医療機関で利用されるのが現実で、ドラッグストアで人由来のプラセンタ配合の化粧品などの商品を購入することはできません。

牛由来のプラセンタは、狂牛病の発生以来使用されなくなりました。
現状では、主に豚か馬由来の安全なプラセンタが使用されています。

ここでは、プラセンタに含まれる有効成分についてまとめてみました。

 

 

プラセンタに含まれる「栄養成分」と「成長因子」

 

プラセンタには、生命を維持するために大切な「栄養成分」だけでなく、細胞の新陳代謝を促す「成長因子(グロースファクター:GF)」という物質が含まれています。

この成長因子(GF)を含んでいることこそが、ヒアルロン酸やコラーゲン、レスベラトロール、高麗人参などの成分と異なる、プラセンタならではの最大の特徴と言えるのです。

栄養成分と成長因子について説明します。

 

 

プラセンタの栄養成分

 

栄養成分としては、アミノ酸、活性ペプチド、たんぱく質、糖質、ムコ多糖体、ビタミン、ミネラル、核酸、そして酵素などの成分に分けられます。

 

1.アミノ酸

アミノ酸は、体を構成する細胞をつくる重要な原料です。私たちは、食品に含まれるたんぱく質からアミノ酸を補っています。

しかし、食品で摂るたんぱく質は、アミノ酸が結合してできた高分子量の化合物であるため、アミノ酸に分解されずにそのまま体外に排出されてしまうことが多いようです。

プラセンタに含まれるアミノ酸は、分子量の小さい単体から構成されているため、体内への吸収率が高いのが特徴です。
プラセンタの美容効果は、これらのアミノ酸による作用と考えられています。
プラセンタから抽出されたプラセンタエキスには、20種類ものアミノ酸が含まれています。代表的なものは、以下の通りです。

・ロイシン、リジン、バリン、チロシン、アスパラギン酸、イソロイシン、グリシン、

アラニン、アルギニン、グルタミン酸など

 

2.活性ペプチド

薬理活性を有する活性ペプチドが数多く確認されています。

 

3.たんぱく質

たんぱく質は、人の体をつくる重要な栄養素です。プラセンタエキスのたんぱく質は、20種類のアミノ酸が結合してできています。
代表的なのは、

・アルブミン、グロブリン など

 

4.糖質

・グルコース、ガラクトース、ショ糖など

 

5.ムコ多糖類

・ヒアルロン酸、コンドロイチン硫酸など

 

6.ビタミン

・ビタミンB1,B2、B6、B12、C、D、E、ナイアシンなど

 

7.ミネラル

・カルシウム、リン、マグネシウム、ナトリウム、カリウム、亜鉛、鉄など

 

8.核酸

老化防止にたいせつな栄養素です。
核酸は、遺伝子の修復や新陳代謝を促進する作用があると言われています。
肝臓で合成されますが、40歳を過ぎると体内での生成は急激に落ち込み、これが老化を引き起こす原因だと考えられます。

アンチエイジングに効果のある核酸は、プラセンタから摂取することで老化防止が可能になります。
核酸は、DNAとRNAと、アデニン、グアニンなどの核酸関連物質が含まれています。

 

9.酵素

食物を消化してくれる消化酵素、筋肉や骨、血液などを作る生命維持に必要な代謝酵素、さらに活性酸素を消去する活性酸素消去酵素(SOD:スーパーオキシドディスムターゼ)などが含まれています。
酵素の種類は多く、100種類近くが確認されています。不足すると、免疫力が低下したり、生活習慣病の原因ともなります。

 

 

プラセンタの成長因子(GF)

 

プラセンタにしかない成長因子の働きとは、特定の細胞の増殖や分化を促し、修復や再生も促進します。
つまり、老化現象が発生した細胞を修復したり新しい細胞を増殖したりすることで、アンチエイジング効果を発揮するのです。

 

1.皮膚の細胞を増殖させてお肌の新陳代謝を促すEGF
(上皮細胞増殖因子)

2.交感神経や知覚神経の神経細胞の増殖や再生を促すNGF
(神経細胞増殖因子)

3.肝細胞などの臓器の再生と修復を促すHGF
(肝細胞増殖因子)

4.コラーゲンやヒアルロン酸など真皮の成分を作り出すFGF
(線維芽細胞増殖因子)

5.軟骨細胞や平滑筋細胞の増殖と再生を促すIGF
(インスリン様成長因子)

6.癌化する細胞を修正、転換する増殖因子TGF
(形質転換増殖因子)

7.マクロファージなどの幹細胞の増殖を促すCSF
(コロニー形成刺激因子)

8.その他

免疫力を向上させる成長因子としては、IL(インターロイキン)が4種類(IL-1,IL-2,IL-3、IL-4)があります。

 

これらの因子は固有の役割を持ち、互いの成長因子の働きを補って細胞分裂を誘導する刺激を与えます。

 

 

まとめ

 

成長因子は、プラセンタを製品化する時に、酸や熱である程度は分解されてしまいます。

しかし、分解された分解物も、体内に吸収されると成長因子があるかのような働きをするのです。
多くの臨床試験でも、それらの有効性が立証されています。

このように、プラセンタには、多彩な成分が含まれており、これらの中から美容に有効な成分について次回でご説明します。