お肌を守るプラセンタの成長因子を成分から詳しく解説

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毎日鏡の前に座って慌ただしくメイクする時に、ふと顔のシワやシミが気になることがありませんか?
そうです、お肌の老化の兆候です。

お肌のハリが衰えて化粧のノリも悪くなり、このままでは急速に老化が進むのでは、と不安になります。
お肌の老化によるトラブルは、皮膚に発生した「活性酸素」が影響していると言われています。

活性酸素は、体内に侵入してきた細菌などの有害物質から身体を防御する働きがあります。呼吸により体内に取り入れた酸素の約2%が活性酸素になるようです。

しかし、過剰に発生した活性酸素は肌細胞も攻撃してしまい、肌細胞が酸化されて錆びてしまい肌の老化が進むのです。

そしてメラニン色素が増えてシミが生まれ、肌の潤いや張りが失われていきます。アンチエイジングの最大の敵は活性酸素なのです。

 

 

活性酸素

 

肌の酸化を防ぐ作用がある抗酸化酵素(SOD)は、40代を過ぎたころから加齢のため減少していきます。
さらに、日常生活の乱れによっても活性酸素が増えることがあります。

1.紫外線

紫外線を浴び過ぎると、紫外線から肌を守るために殺菌作用をもった活性酸素を生成します。
そして、正常な肌の細胞を酸化させてメラニン色素を発生させ、シミの原因となります。

さらにコラーゲンなどの線維細胞も破壊されるため、肌の弾力がなくなりシワやたるみも招いてしまいます。

 

2.睡眠不足

睡眠をとると、メラトニンという脳内ホルモンが生成します。
このメラトニンは、昼間の活動で発生した活性酸素を除去する作用があります。
従って、睡眠不足でメラトニンの生成量が減ると活性酸素の除去が十分では無くなり、肌の酸化が進んでしまいます。

 

3.ストレス

ストレスを感じるとストレスを和らげるために、脳は副腎皮質ホルモン(ステロイドホルモン)を分泌させます。
この副腎皮質ホルモンをつくる時に、抗酸化作用のあるビタミンC、Eが必要になります。

すると、体内に蓄えられていたビタミンCやEが消費され、活性酸素の発生を抑制する作用のあるビタミンC、Eが欠乏することになり、結果的にお肌の老化が進んでしまいます。

このように、活性酸素の過剰な生成は、お肌のアンチエイジングにとって最大の敵と言えるのです。
しかし、老化してきたお肌を再生する方法が発見されました。
それは、幹細胞による細胞の再生です。

 

 

幹細胞

 

細胞には、特定の組織や臓器になる役割を持った細胞と、決まった役割を持たず、いろんな細胞になれる細胞があります。この細胞のことを「幹細胞」と言います。

様々な細胞に成長することができる能力(多分化能)と、自分と全く同じ能力を持った幹細胞をコピーできる能力(自己複製能)を持っている優れた細胞です。

ノーベル賞をもらった山中伸弥教授が発見したiPS細胞も幹細胞のひとつです。(人工多能性幹細胞と言います)

私たちの体は、怪我や病気で細胞が壊れてしまっても、幹細胞のおかげで時間がたつと元通りの体に戻ることができるのです。

幹細胞は、他の細胞に分化できる能力の違いにより、3つのグループに分けられます。

 

1.全能性(受精卵)

受精直後から約2週間後の受精卵だけに備わっている能力です。
どのような種類の細胞にも変化できる能力で、この能力は「全能性」です。

2.万能性(ES細胞)

受精後2週間を過ぎると、受精卵は胎児とそれ以外の器官に分かれて成長します。
胎児になる細胞がES細胞(胚性幹細胞)で、体を構成する全ての細胞になれる「万能性」があります。

3.多能性(成体幹細胞)

胎児が成長するにつれてES細胞は消滅し、特定の細胞に分化する「多能性」という能力を持った成体幹細胞に変化します。
例えば、神経の細胞は「神経幹細胞」、赤血球や白血球の細胞は「造血幹細胞」など、多くの種類があります。

そこで、活性酸素で壊れ老化が進んだお肌の機能を再生させるには、その組織の幹細胞を活性化させるというアンチエイジング対策も考えられるのです。

その時に、肌の若々しさを作り出す幹細胞を活性化させる物質こそが、プラセンタの成長因子なのです。

 

 

若々しいお肌を取り戻す成長因子

 

成長因子は、特定の細胞の増殖や分化を助ける物質です。
その作用から、「増殖因子」とか「細胞増殖因子」とも呼ばれています。お肌の細胞の増殖に関係する成長因子は、

1.表皮細胞成長因子(EGF)

表皮の正常なターンオーバーを進めるために、表皮幹細胞に指示を出し表皮細胞を増殖させます。シミやくすみを改善します。

2.繊維芽細胞成長因子(FGF)

真皮幹細胞に指示を出し、線維芽細胞を増殖させます。
コラーゲン、ヒアルロン酸、エラスチン、SODを活性化し、シワやたるみを改善します。

3.インスリン様成長因子(IGF)

コラーゲンやヒアルロン酸の生成を助け、壊れた皮膚を再生させます。

4.トランスフォーミング成長因子(TGF-β)

お肌の潤いを促します。抗炎症作用もあるので、肌荒れの改善も期待されます。

 

 

まとめ

 

プラセンタの成長因子を活用することで、幹細胞の活性によりお肌の若さを取り戻すことも夢ではないようです。

次回は、幹細胞を利用した美肌再生について説明します。